2009/7/27 月曜日

直葬とは、何だろう。

Filed under: 葬儀 — admin @ 17:29:35

先般、私のところに、この業界に新規参入を志している方が訪ねてきました。この方の目的は、我々の寝台サービス(つまりは、亡くなってから、病院にお迎えに行き、搬送を行う業務)を委託したいという旨でした。

お話を聞いていますと、最近、テレビや新聞で取り上げられている葬儀事情をよく調べられていました。特に東京地区や東京近郊で増加している「直葬」を行うことを目的としてこの業界へ新規参入を試みようとしている様子でした。この方は、新規参入のスキームの説明を頂戴しました。 直葬を行う、合同墓を準備した。遺品やそのあとの部屋の片づけなどのサービスも行う。これを大体このぐらいの価格で行う。現在のお葬式は高いという前提ですから、この価格を安く提示すれば、そこそこ成算ありと言った勢いでした。

私は、彼に質問しました。 「大体のお話は、わかりました。私が腑に落ちない点をお聞きします。 直葬とは、火葬をして終わりのはずです。何故、お墓まで準備されているのですか。」この方の回答は、「ときどきいるのです。火葬だけでは、少し寂しいと言われる方が、お寺と提携して供養だけでもしてほしいという方もいるものですから・・・。」

この回答からすると、この方は、遺族のいない人をターゲットとしているのかなと思いました。それならば、今までと変わらない、社会福祉協議会などの公的機関が取り扱う葬式と同じなのかと聞きました。そうすると、そうではなくて、遺族がいようといまいと余り気にしていない。要は、お金をかけたくない人に対応したいのだということでした。

遺族がいるのなら、供養は、遺族がするものでしょう。面倒くさいとかお金がかかるとかそんなことよりも自分の育ててくれたことや、生きている間に世話になったことへの感謝の気持ちを込めて供養するものなのに、赤の他人のお寺に供養してもらっても余り意味がないと思うという話をしました。まあ、この方は、なんだかんだと言ってこの業界に参入するだろうなあと思います。上手くいくはどうかはわかりません。

でも、お葬式をするとかしないとか、お墓の面倒をみるとかみないとか。お寺にお経をあげてもらうとかもらわないとか。をもう少しきちんと理解して仕事をしてもらいたいと思います。また、消費者も安易に「安い・お手軽・お任せ」を業者にするのではなく、一体自分が亡くなったらどうすべきなのか。家族が亡くなったらどうすべきなのかをもう少し考えてから業者に頼んでほしいものです。

テレビや新聞では、直葬は、「簡単・安い・気軽」と言った面だけを取り上げて報道します。実際に直葬はそんなものです。ただ火葬するだけですから。でも、そうすることで見えない損があります。人づきあいが無くなることや、祖先との付き合いも無くなるかもしれません。また、以外と直葬が終わった後に時間や費用がかかるかもしれません。(故人と付き合いのあった方がお線香でも上げさせてくれと言ってきたりする。)そんなことを総合的に考えて直葬を行うのであれば、良いが、この新規参入者のような方では、きちんとアドバイスができるのだろうかと心配になります。まあ、何事も失敗から経験を積むものです。失敗してやめるのか。失敗を糧に頑張るかは、その人の精神力だと思います。さて、この方はどちらなのでしょうか。

でもつくづく考えます。やっぱり普通の人は、お葬式のことはわからないのだろうなあと・・・。

2009/7/13 月曜日

わからないことを聞けない人

Filed under: 閑題 — admin @ 19:53:52

私は、子供の小学校のPTAの仕事をしております。

本日、校長先生とお話をしていたことで、自分の仕事につながるなと思ったことをお話します。

校長先生とは、夏休み中の地域行事の件で、相談していておりました。それから、話がいろいろな話をしていまして、最後に学校教育の中で、先生たちに望むことと言った話をしておりました。

私は、「わからないことをわからないと聞ける子供を育ててほしい。」という要望を出しました。なぜなら、仕事上、いろんなことを相談を受けるが、自分が何がわからないのかをはっきりと言えない人が多い。以前にもお布施のことを書きましたが、お寺と付き合っているのは、その家族です。私たち葬儀社ではありません。昔と違い、我々の生活の中に、お寺との付き合いが深くなくなってきています。言い方変えると(悪い言い方で申し訳ないが)、「葬式坊主」と言った感じの部分が多くなってきています。だから、葬式の時に来るお寺のお布施の葬儀社に聞けばわかるはずと思っていることは想像出来ますが、本来は、遺族とお寺の関係でお布施は決まるものなのです。それをお寺に聞けないこととか聞きにくいということをよく言われる。私は、これが不思議なんです。と話をしました。

校長先生は、「なるほどねえ。」学校でも同じですよ。先生たちも若い先生ほど、一生懸命勉強しています。本読んだり、講演を聞きに行ったり、それはすごいですよ。でも、本当は、その学校の先輩の先生たちに、聞くのが一番手っ取り早いし、実体験に基づいた話だから、一番良いのだが、学校という組織の中で先生たちもわからないと聞けない人が多いのですよ。という話をされました。ここら辺が一番問題なのよねえ。どうしたら良いのかねえ。とああでもないこうでもないという話をしていました。

結局のところ、わからないと言ってもおかしないことなのだというその環境や雰囲気が必要なんだろうなあという結論に達しました。会社に戻って、このブログ書きながら思いますが、環境とか雰囲気ってどうやって作るんだろう。と悩みが一つ増えました。

2009/7/4 土曜日

自殺とお葬式 その2

Filed under: 閑題 — admin @ 17:14:29

最近、このブログを見ていただいている方が多くなってきております。このブログを検索される中でここ2-3ヶ月は、ずっとトップは、「自殺 葬式」という語句です。 この語句で検索される方はどんな方なのでしょうか。 家族の人が自殺をして、お葬式を出すのにどうすればよいかと悩まれている方なのか。自殺をしようとしている方が、見ているのか。

以前にも書きましたが、自殺を考えている方には、とにかく自殺はやめてほしいと思います。残される家族にとって、突然の死は、お葬式どころではありません。また、お葬式をちゃんとやらないと、心のけじめがつきません。そうすると、前向きに生きていけません。その点だけ考えても、自殺をするより、別の道を考えていただきたいと思います。

残されたご家族の方には、突然行わねばならないお葬式です。自殺の理由とかいろいろな世間を目や耳を気にしてしまいがちです。でも、目の前にあるお葬式から逃げるようなことはしないでほしいと思います。いろいろなことを考えて、周囲の人に知らせないといったお葬式は他の意味で問題が多いと思います。なぜなら、残された家族は、住んでいる場所で周囲の人と付き合いながら生きていかねばならないからです。自殺の理由やらいろいろな詮索を気にされるかもしれません。でも、それを乗り越えることにより、もっと強く生きていけるかもしれません。 今日、このブログのアクセスデータなどを見ていて思いました。

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