2009/2/8 日曜日

最近の子供は!

Filed under: 仕事 — admin @ 23:52:50

1月のブログの更新がたった1回しかできませんでした。いろんなことを思うことがあったのですが、1月は、お葬式の件数が増える関係もあり、忙しさにかまけてブログはお休み状態でした。申し訳ありません。

さて、先週になりますが、さる葬儀社の依頼で病院にお迎えに行きました。病院に到着すると、故人の娘さん方とお孫さんが数名いました。

お孫さんたちは、中学生・高校生ぐらいの男の子がいましたが、一見して悪ガキっぽい格好をしておりました。私は、遺体を霊安室から運び出す作業をする際には、いつも遺族の人にも一緒に作業をしてもらうようにしています。何故なら、葬儀は、葬儀社がするものではなく、遺族が行うものだという意識を少しでも持ってもらいたいからです。この男の子たちにも当然のごとく、手伝ってもらいました。まあ、言われればその通りに黙ってやりましたので、さすがに悪ガキでも、祖母の死は辛いのであろうなあと感じました。そして、寝台車で搬送する際に、寝台車に同乗する遺族の方がいるかを尋ねると、この二人の男の子が同乗してくれました。「ああ、やっぱりおばあちゃんのことをちゃんと見送ってあげよう」と思っているんだなと感心しましたが、違っていました。この男の子たちは、ただ単純に自分の親から離れたいために、寝台車に乗ったのでした。

搬送中に、この子どもたちは、自分の学校での悪ガキぶりの自慢話を大きな声で始めました。シンナー吸った。喧嘩して人を傷つけた。友達は、鑑別所にいるといったことを、一緒に乗っている私たち大人がいることを忘れたような会話です。この子供たちがどんなに悪いことをしようと私には直接関係ないことですし、悪いことをして、将来困るのは自分たちなので、正直どうでもよいことなので、普通であれば気にもなりません。

しかしながら、自分の家族の死に直面している状況であることをどのように感じているか。車で移動中に無性に腹が立ちました。到着後に少し注意をしましたが、どこまで理解してくれたか心配です。

この子供たちは、家族の死をどのように感じているのか。本当にわからない。言動や態度からすると、何も感じていない。まだ幼い孫を元気のよかったおばあちゃんは面倒を見てあげたこともあるであろうに、そんな記憶が一切に無いようでした。悲しくもなく、遺体を見ても死への恐れといった感情がない。遺体に直面していながら、人を傷つける話が出来る。そんな感情や姿勢が理解できませんでした。昨今、学校教育や先生の問題を大きくクローズアップされる世の中ですが、教育をしてもらう側に人間が、教育を受けさせてもらう者として心構えや姿勢というものがないと話にならないかとは今までも思っていたことですが、今回の子供を見ていますと、やっぱりそうだな。まともに人の死をどのように受け止めるべきなのか。学校とは何かといったことを親から教えてもらっていないことに問題があるのであろうなあと思います。子どもの教育をできない親が増えている。そして、その子供たちがまた子供を育てれば、将来は暗い未来しか見えてこないのではないか。人の死をただ無感情に迎えるだけでは、葬儀社まかせの葬式になるのは当たり前。残るは葬式代だけの問題なのであろうなあ。お葬式をきちんとすることは、人を大切にすることだと思っていましたが、今の世の中、その前提となる感情がなくなりつつあるような気がします。

HTML convert time: 0.494 sec. Powered by WordPress ME