2008/7/28 月曜日

お布施について その4

Filed under: 仕事 — admin @ 13:26:03

このブログの更新が遅くなりました。お詫び申し上げます。

実は、お布施のことで、消費者の皆さんがどんな風に思っているのかをインタビューするのに手間取っていました。知人の人たちに聞けばてっとり早いと考えていました。なかなか都合がつかず、時間がかかっていました。

さて本題に入ります。

お布施のことをこれまで3回にわたり、書いてまいりました。宗教的な意味合いや葬儀事業者である我々が感じていることなどを書いてきました。

私がインタビューしたのは、友人(男性)や子供の学校(PTAの役員をしております)のお母さん方へ、話を聞いてきました。

まあ、ほとんどの人たちは、年齢的(30-40代・中には20代もいたかな)にも、葬儀のことや寺院とのつきあいをほとんどしたことがない人たちですので、突然、「お布施について、どう思う?」と聞いたところで、ポカンとした感じの人が多かったですね。 お布施の意味あいや金額の妥当性なども全くわからないといった感じでした。

ただ、金銭が動く。そして、それを寺院の払う。といったことだけから判断して、やはり、お布施は、寺院への謝礼の意味あいだと感じているようです。

お寺は、お布施を修行だと考えているのだよと話をすると、違和感を感じているようでした。やはり、宗教的な知識を持たないと金銭の動きだけを見てお布施の意味あいを推し量っているのであろうと想像がつきます。中には、「勉強せないけんなあ」と言っていた友人もいましたが、ほとんどの人は、宗教的意味を学ぼうとはしませんね。宗教的なものと聞いて感じることは、どうもオカルトやオウム真理教みたいなものを思い描く見たいです。

宗教が本当はもっと身近なものであることを教えてもらっていない我々世代は、事件や映画の世界で、語られるお話を、事実そのものだと感じるようです。では、葬儀はどう思いのかを考えると、やはり意味あいはあんまり関係ない。でも、時々葬儀に参列したこともあり、家族が死んだら、葬儀をするものだといった認識は持っているようです。でも、本当にせにゃならんのかと逆に質問されたりしました。

先般、私の住んでいる北九州市門司区大里の地域活動で、この地域の小学校2校と中学校1校の校長先生が、「子育て」について家庭に望むことを講演する場がありました。その中で、人を大事にすることを教えることの中で、お墓参りや仏壇を拝むこと。先祖を大事にすることは教えることが人を大事にすることにつながるといった内容をお話されました。これは教育で宗教とは関係ないと言ったこともお話をされました。 校長先生の言われるとおりだと思います。葬儀のこのような意味が含まれているものだと思います。しかしながら、我々親が、その意味を理解しないと子供を育てることが出来ないものです。親の世代や祖父母の世代がしっかりと伝えていくことが、必要なことであろうと思います。お布施の意味にしろ、葬儀の意味にしろ、我々がもう一度知識を蓄えることが必要なのだと思います。

2008/7/4 金曜日

お布施について 3

Filed under: 仕事 — admin @ 0:20:45

少し時間が空きましたが、お布施についての3回目のレポートです。1回目は、私の考え、2回目は、お寺の考えについてレポートしました。3回目は、私の周辺の葬儀社の考えについてレポートします。

葬儀社の方々は、葬儀のお世話をする際に、必ず、遺族から聞かれることで、「お布施を幾らにすればよいだろう」であることは重々承知済みで、それぞれが経験上の知識の中で、「ここのお寺は、幾らぐらい必要だ」というアドバイスが出来るのが当たり前です。ですから、皆さんが、突然にお葬式をするようなことになって、お布施のことが気になる場合などは、葬儀社の担当者の人に聞けば、それなりにアドバイスはしてもらえるものと考えていて良いと思います。

しかし、そのアドバイスが的確な金額的に妥当なものであっても、お布施の意味がわからないと、皆さん方は釈然としないでしょうし、そんなお金は、なぜ負担せねばならないのだろうと感じるのではないでしょうか。そう思うと、そのお布施の金額をアドバイスした葬儀社の不信感につながってきてくるのではないかと思います。このレポートの1回目で、私は、お布施のことを聞かれると、「直接お寺とお話ください」と話をすると言いましたが、意味がわからないものにお金を遣うほど、ストレスのたまるものはないですし、私は、お布施の意味を皆さんがわかるようには説明できませんので、直接話をしてもらい、意味を分かってもらったうえで、お金を使ってもらいたいと考えているのです。

さて、2回目のレポートで宗教家の方々は、お布施を修行の一つと考えているというお話をしました。また、皆さん方の認識は、謝礼の意味だと考えているというお話をしました。これだけ食い違うとお布施は、釈然としない、得体の知れないものだと感じるのは当然です。また、我々葬儀社の人間もどちらかと言えば、謝礼の意味で考えている人が大半だと思います。中にはお布施の意味あいと修行であることを理解している人もいるとは思いますが、その話を皆さん方消費者の方々に、もっともらしく話をする人は少ないのではないでしょうか。何故なら、宗教家でもない葬儀社の人間が、顧客である消費者の皆さんと違い感覚でお布施を説明しても、皆さんは、全く理解できないはずだからです。

我々の仲間では、よくお葬式をする意味を消費者の考えてもらうことが必要だということを話し合いをします。昨今、ただ火葬をするだけといった葬儀の簡素化の流れがあります。葬儀費用を安くするだけで、それ以外のことをおざなりにしている。そのようなことが人を大事しない世の中につながっているといったことが話題に上ります。この中で、我々葬儀社の人間がただ利益の為だけに仕事をしている姿勢は是正が必要だと思いますし、皆さん方にも葬儀のことを考えてもらうための様々なきっかけを作る活動が必要だということを言われる葬儀社の多いです。

そのような葬儀社の方々は、宗教家のかたがたにも同様に、なぜ宗教が必要なのか。なぜお布施が必要なのかを、もう少しわかりやすくそして、さまざまな場所でより多くの人たちに問うてもらいたいと思っている人たちが多いことも事実です。我々葬儀社業界と宗教界でそんなことを協業して出来ればよいのになあと思うこの頃です。

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