2008/5/25 日曜日

やっぱり家族葬を選ぶかな

Filed under: 葬儀 — admin @ 10:51:49

3回にわたり、家族葬をレポートしてきました。

一般に言われているような家族葬の話とは違う視点でレポートをしたつもりですが、いかがだったでしょうか。

家族葬を希望する理由は、消費者によって様々なのでしょう。 中には、家族葬は安上がりと思っている人も多いようですが、このように、費用面だけを気にかけて家族葬を希望されると、本当の意味の家族葬にはならないと思います。家族の誰かが亡くなって、いざ葬儀社との打ち合わせを始め、家族葬の希望を伝えたところ、レポートにもあるとおり、ご近所の連絡やその他いろいろな遺族が気に掛けねばならないことをどうするつもりかと言われると、遺族の人は、困ったなとの話になりがちです。また、家族が亡くなった直後の遺族の心情は、それほど冷静ではありません。そんな中で、いろいろと気にかけて諸事項を決めろと葬儀社に言われてもなかなか出来ないことです。そうならないためには、やはり準備が必要だと思います。葬儀社から話を聞き、気に掛けねばならない点は、どんなことなのか。それを聞いて家族で話し合いをし、それをもって再度葬儀社と話を詰めておく必要があると思います。

本来、お葬式は、遺族の悲しみや癒しを行う意味と同時に、故人と親しい友人・知人の悲しみや癒し・地域のつきあいへの中での感謝の念の表現といった「家族の絆」「社会との絆」を確認する意味あいが含まれているものだと思います。

その中で、家族葬は、家族の絆といった部分を重要した葬儀のスタイルだと思います。最近は、地域とのつきあいが希薄になってしまい、家族の絆さえ確認できれば良いと言った考えが大多数なのであろうと考えます。

しかしながら、様々な社会問題が起きている中で、地域の絆をもう一度強くしていこうという活動は、昨今活発化しています。そんな中で、我々ひとつひとつの家族が、地域の絆を大事にする意味は、地域活動の一端と言えるかもしれません。少し現代社会のあり方の考え方が少し変化の兆しが出てきた中で、今までのように、個を重視した考え方であるのか。もう少し社会的な地域のつながりを大事にしていくのか。皆さん一人一人の考え方次第ではないでしょうか。

医療技術の発達により、人間は長生きするようになりました。高齢になればなるほど、人付き合いの範囲は、徐々に小さくなる傾向になるのは必然的です。このブログを始めた最初の頃に、説明したとおり、葬式費用は、参加する人数によると言いました。ですから、長生きすれば、必然的に葬式費用は、小さくなることは間違いありません。家族葬を行おうと普通のお葬式を行おうと若干の差はあるにせよ、それほど大きな差にならないと考えます。家族葬を希望する人で、お金だけで、希望されることだけは避けてもらいたいですね。

2008/5/23 金曜日

家族葬を考える その3

Filed under: 葬儀 — admin @ 12:32:04

家族葬についてレポートを行っています。

家族葬を希望する遺族は、多くなっています。しかしながら、家族葬を希望しながらも、それが出来ない人も多くいます。

出来ない一番の理由は、地域的な差はあると思いますが、会葬者や弔問者を呼ぶ呼ばないという考え方です。この点が普通のお葬式と家族葬の違う点の決定的な要因なのですが、呼ぶ呼ばないと遺族の意思やその手法が定まっていないと、家族葬の施工は難しいものです。

我々葬儀社の安易に家族葬を希望されるから、「はい。そうですか。」と言えない点もここら辺にあります。簡単に請け負って、後から失敗だったは許されません。なぜなら、遺族にとって、一生に1回しかできないお葬式だからです。あとから取り返しがつかないものだからです。

北九州葬祭業協同組合で、現在行っている家族葬の勉強会の中で、各社にアンケート調査を行いました。実際に葬儀の打ち合わせの担当者からの回答の中で、会葬者についての考えを聞くことや説明することの重要性を端的に答えていただいた回答がありましたので、ご紹介します。

わがFSNにも加盟されている有限会社行橋造花店の社員さんの一言です。

「家族葬を希望するという方は多いが、町内の方や会社の方などと、残された家族の人は、社会的なつながりがあります。亡くなられた方が高齢の場合は、周りの友人も亡くなっているケースもあるし、その子供さんも年をとっているので、会社のつきあいが無くなっているかもしれません。若い方が亡くなった場合は、関係ある人たちが、最後の別れをしたいと思うので、簡単に家族葬をうえけてはいけないし、喪家にもその旨を説明しないといけない。亡くなる方で、世間と一切つながりがないという方は、ごく一部だという事をしっかりと説明しなければならない。」

家族葬を考える場合に、このように関係ある人をどのように考えるか。またどのように連絡を取るか。そしてどのように対応していくのかを決めておかないといけません。そうしないと葬儀施工よりも後からのトラブル(何故、連絡してくれない。)などに発生したり、これがきっかけにつきあいが途切れてしまうといったことになりかねません。そうすると、こんなトラブルの原因は、葬儀にあると思われるわけで葬儀社は、未然にこんな話を避けることを考えるわけです。

結構奥が深い話なんですよ。お葬式を行うことは・・・。

2008/5/15 木曜日

家族葬を考える その2

Filed under: 葬儀 — admin @ 14:01:54

前回に引き続き、家族葬について記します。

家族葬を望まれる消費者は、家族葬をどんな風に考えているのでしょうか。

ここ北九州市地区では、家族葬の文字通り、「家族・親族のみ」「簡単な」「質素な」お葬式と考えている方が多いようです。しかしながら、家族が亡くなっていざお葬式となると、家族葬が出来ないという声も聞きます。

なぜなのでしょうか。一番は、家族の方が亡くなって、葬儀社と打ち合わせを始めると、いろんなことを質問をされるのですが、それに対して遺族の方々の多くが、回答を持ち合わせていないために、葬儀社のアドバイスに従うケースが多いからだと思います。

たとえば、参列者を呼ぶ呼ばない。ご近所やお勤め先に連絡をするしない。これは大いに考えさせらます。 本当に家族・親族だけで、「ゆっくりと故人との最後の時間を過ごしたい」との思いが強いのであれば、明確に呼ばないとか、家族の葬儀があるけど、参列はご遠慮していただきたいといった連絡をするのが筋だと思うのですが、日本人はなかなか遠慮深い方が多くて、そんなことを言うのは失礼だと考える人も多いようです。こうなると、せっかくの希望は、他人の判断任せ(連絡を受けた人が、来るか来ないかがわからない)になりますし、仮に参列者があった場合は、その対応に追われ、ゆっくりとは出来ないということになります。このようにならないためにも、家族葬を希望される場合には、参列者となりうる友人・知人・勤め先・近所の人たちへの対応を事前に家族で検討しておくことが必要だと思います。そうしないと、いろいろと葬儀社から聞かれ、ああでもないこうでもないといわれると葬儀社任せになりますし、せっかくの希望がそのとおりに出来ない結果となってしまいます。

次回は、葬儀社サイドから見た参列者についての考え方についてレポートします。

2008/5/12 月曜日

家族葬を考える その1

Filed under: 葬儀 — admin @ 15:59:37

家族葬。最近本当によく聞きます。前回、少し家族葬について書きました。世間のみんなは、家族葬をどんな風に思っているのだろう。興味のある話です。
現在、北九州市地区では、このFSN九州の加盟している葬儀社が多い、「北九州葬祭業協同組合」で、家族葬についての検討委員会を発足させました。

私のこの委員会のメンバーで、早速組合加盟の葬儀社へアンケートを実施しました。まだ、準備の段階なので、その内容を事細かに公にはできませんが、少しだけ触れていきます。

アンケートの回答は5社からで、平成19年度の葬儀施工数が1099件。そのうち、約10%強が、「家族葬」での施工という結果です。思ったより、少ないなあという印象です。北九州市地区の中でも地域や葬儀社によりかなり偏りがあるように思います。やはり街の中心地に近いところは、家族葬の割合が高く、街から少しでも離れた地域では、家族葬の割合が少ないようです。

アンケート回答の葬儀社は、「家族葬」を「遺族・親族のみ」の限定された人数の葬儀だという考え方がほとんどです。中には、普通の葬儀との区別として、「周囲の方への連絡をするかどうか」や「案内看板の準備の有無・会葬礼品の準備の有無・料理の準備有無」などのモノのあるなしで区別する担当者もいるようです。

前回のブログでも、書きましたが、遺族・親族以外の方への弔問・参列が希望されない方が、家族葬を希望される割合が多いようですが、実際の家族のどなたが亡くなってから、葬儀社との打ち合わせを行う場合に、その時になって、友人・知人・ご近所の方々など、家族を取り巻く周囲の方々への連絡を行うかどうかは、消費者の方々も迷いがあるようです。家族葬を実際にやろうとすると、「事前準備と家族の意思統一」は欠かせないことだと感じられました。

次回は、実際に、「家族葬」を望まれる顧客の要望などについてレポートします。

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