2007/8/29 水曜日

葬式代の公式 その2

Filed under: 葬儀代金 — admin @ 18:00:36

またまた、時間が空いてしまいました。申し訳ありません。本当に8月は、いろいろと行事が多く。ついついこのブログの更新が遅くなります。

さて、前回の引き続きで、お葬式の費用のことについて記します。

祭壇代についてです。費用の成り立ちをお話する前に、祭壇とは何か? 辞書を引きますと、『祭りを行うために設けられた壇。神仏・精霊・死霊などに供え物や祭器・祭具を置く。』とあります。この意味からすると、お葬式の祭壇とは、死者を弔うために、神様・仏様を呼んで供え物や葬器・葬具を置く壇なのだと思います。最近では、葬具などよりも生花のお花が目立つような壇も多くなり、我々日本人の意識の中で、祭壇という宗教的な色彩が、薄まってきているように思います。我々業界の人間からしても、葬具などよりも、生花のほうが売りやすいし、説明しやすいですし、消費者から見てもわかりやすいものになってきているのかなあと思っています。

では、祭壇代については、どのような決まるのか。基本的には、お葬式の規模によって、決定されます。規模とは、利用する斎場のホールの広さです。以前のブログでも書きましたが、大きなホールに小さな祭壇を作った場合に、隙間だらけとなり、見た目が良くないものです。これは、私が経験したことですが、打合せを行い、100人規模のお葬式で、私の感じる普通の祭壇(そのホールを利用するに当たり、標準的な祭壇という意味)を作り、お通夜が終わった後、故人の親類の方から喪主さん(故人の息子さん)に苦情があり、『お父さんの祭壇にしては、寂しい』とのお話で、お通夜が終わった後に祭壇を作り変えたことがあります。この親類の人に何が寂しいと思ったかを後で聞いたところ、花が少ないと感じたそうです。このように、祭壇に何を感じるかは人それぞれで、一番これが良いと言ったことを選択するのは、難しいですし、お葬式の祭壇を見る機会もそれほど多くない消費者からした場合に、どのようにすれば、良いかは、一番悩ましいものです。そんな中で一番無難な選択は、利用する斎場(ホール)の大きさに合わせた祭壇を選択することだと思います。その上、何か要望(生花を増やして欲しいとか、こんな花を使って欲しい)なども要望を出すことが一番だと思います。 

こんなことを言う知人がいました。祭壇なんて意味がわからないから、安いので良い。冒頭に言いましたが、辞書を見ても祭壇の意味はよくわかりません。(私もそうです。)しかし、だからといって、安さだけで祭壇を選ぶと、いけないと思います。お葬式は全体の雰囲気や空間が必要なことです。小さな部屋で、こじんまりとするなら、小さくて祭壇を選択するべきですし、大きなホールで、いっぱい会葬の人がくるようなお葬式では、それなりに大きな祭壇にしないと空間と雰囲気を創ることができません。ですから、祭壇の大きさについては、葬儀社の人によくよくお話を聞いて最適なものを選んでください。

費用は、ピンキリです。祭壇の価格は、どの位かかるのか。私の経験からして、50-100人規模のホールを利用するなら、40万円ぐらいから、100万円ぐらいの間で生花の種類や量の違いで変動するのではないでしょうか。斎場の規模や大きさが、それぞれ違いますので、設定している価格もまちまちですので、消費者は、葬儀社を選択するに当たり、必ず斎場の大きさを確認することをお勧めします。近いから、近所で評判が良いから、これだけで選択してしまうと自分にあったお葬式が出来るかどうかは疑問があります。

まあ、なかなか斎場に足を運ぶの億劫だと思う方には、FSN九州のコース料金は、魅力的です。なぜなら、どこ斎場でやっても同じ価格で出来ます。価格的統一していますので、これでやるといわれれば、葬儀社サイドは、それは出来ないとは言えません。

その価格で、最適な空間を提供する努力をするのがFSN九州に加盟している葬儀社の義務ですから・・・。

祭壇のお話はここまでです。次は、斎場使用料について説明します。

2007/8/14 火曜日

葬式代の公式 その1

Filed under: 葬儀代金 — admin @ 14:42:37

8月は、お盆の時期、いろいろと忙しいですね。

休みもなく働いております。

さて、前回の最後の葬式代は、公式に当てはまるといいましたので、その話をします。

葬式代は、単純に積算で決定される部分が多いのですが、それと別な部分である一定の係数によって決まるものだと思います。

大雑把な計算式を示しますと、以下の通りです。

葬式代=寝台車費用(距離計算)+斎場使用料(注1)+納棺費用+棺代+祭壇代(注2)+霊柩車+骨壷代+会葬品(単価x人数)+食事代(単価x人数)

寺院の謝礼などは含みません。

非常に単純な式です。特に最後の2項目は、非常にわかりやすい。人数によって変動します。しかし、遺族からすると、この人数の把握が難しい。これがある程度読めれば、これほどわかりやすい項目はありません。

また、このほかの項目も基本的には、この人数が把握できれば、ある程度の計算は成り立つものです。

注1・注2と書いている斎場使用料や祭壇代についても、この人数とその斎場の規模(収容人数)によって、斎場毎によって係数があるもので、幾らという計算式が成り立つ話です。特に祭壇費用については、よくわからないと思われると思いますが、ある人数によって決定されるには理由があります。これは別段にて詳しく説明したいと思います。

全般的なお話をすると、最初の寝台車の費用は、故人が亡くなった場所から安置場所まで搬送する費用です。これは搬送距離によって決定されるのが一般的で、付帯的な費用としては、搬送の際にしようする布団代ぐらいではないでしょうか。

棺の費用は、まちまちで、各社によって様々なグレードの棺を準備されているでしょうし、売れ筋も違いがあるでしょうから、よくよく吟味してから選ばれるとよいでしょう。特に注意は、寝台車のサービスのときに、棺でお迎えに来るような葬儀社には要注意。(これも別途お話をします。)

霊柩車は、葬儀場所から火葬場までの搬送で、斎場で葬儀を行うことが一般的となった現在では、距離で請求するような葬儀社はほとんどないのではないでしょうか。(よくわかりません。)ただし、車輌にグレードがありますので、これを選択するだけですから、消費者からするとわかりやすいものの類に入ると思います。

一番わからないのが、祭壇代と斎場使用料でしょうねえ。この話だけですごく長くなりますので、今週末の時間のあるときに書きます。今仕事が発生しましたので、出発します。ではまた。

2007/8/3 金曜日

葬儀社さんの気配りとは

Filed under: 葬儀 — admin @ 22:43:50

ご無沙汰しております。7月20日前後より大変忙しく。このブログの投稿をサボっておりました。

さて、本日の話題は、ある葬儀社の社長さんとの会話です。この葬儀社さんもわがFSN九州の一員であります。先日、この葬儀社さんの訪問し、社長さんと面談。午前11時ごろより、午後7時ごろまで、長い間、いろいろとお話をさせていただきました。この社長さんのお話が大変面白かったので、このとき話題をひとつあげます。

この葬儀社は、地区では伝統もあり、施工件数の多い。立派な葬儀社ではありますが、社長さんの悩みは、『社員の質』だというのです。施工件数が多いということは、それなりに社員も会社の方針を理解し、鋭意努力しているからではないかと思うのですが、それでも、質をあげねばならないといいます。どんなところに不満があるのかと聞くと、『会社の利益に貢献しない』。よく意味がわからないから、具体的にはどんなことを再度聞きますと、ある葬儀を担当した社員が、喪家さんと葬儀内容を打合せをし、斎場で祭壇設営を始めたときに、社長さんが、その祭壇を見たときに、びっくりしたそうです。

何がびっくりしたかというと、その斎場の一番広いホール(200-300人程度と思います。)に、その葬儀社で一番小さな祭壇を作っていたそうです。そして、ホールの側面には、供花の生花スタンドはたくさん並んでいたそうです。この話を聞いてピンとくるのは、葬儀に詳しい人ですが、一般の皆さんは、よく意味がわからないだろうと思います。私は、社長さんの言っていることはよくわかりますので、この話を聞いたときの感想は、『その葬式は、バランスが悪い』と思いました。

何故、バランスが悪いのか。その理由は、以下の通り

①供花のスタンドが多いということは、故人(もしくは遺族)の交友関係が広い証拠。会葬者が多くなるため、広いホールが必要となります。(ホールの選択は、正解を出しています。) 遺族の人は、今後にこの会葬者の方々へのご縁と会葬者への感謝を表現しないといけない立場にあります。

②ご縁への感謝の気持ちの表現の仕方はたくさんありますが、そのひとつとして、ホールの中の雰囲気や祭壇の様式といったものも含まれます。例えば、『立派な親の葬式なのに、パッとしない葬式(祭壇)だ』といった声。(特にご年配の方にはこのような言い方をされる方が多いようです。) ホールの大きさに見合った祭壇でないとホール全体の雰囲気も空間が空きすぎて、違和感を感じるものとなります。こうなると、さっきの声ではありませんが、せっかくの会葬への感謝の表現としては片手落ちとなります。

確かに、このような祭壇の選択や葬儀社からの推奨は、結構難しいものがあります。なぜなら、ホールの雰囲気は写真などではなかなか表現できないものでやってみないと実感が湧かない。そうなると、遺族側からすると、打合せ担当者の説明から理解するしかない。この説明で理解がなかなか得られないと、遺族サイドからすると、祭壇を選択する基準は、費用だけしかないのだと思います。費用は、誰でもそうですが、安いに越したことはありませんので、一番小さな祭壇(=安い祭壇)の選択となるわけです。

ああ、なるほどなあ。社員さんがあまり説明が出来ないのね。これがこの社長さんの悩みなのね。と思いました。

これは、消費者サイドにとっても、葬儀社にとっても不幸なことです。

葬儀社は、葬式で利益を得る商売です。消費者は、葬式を通して何かをしたり、何かを得るために、葬式を購入します。

消費者が、葬式を通して、何を得ようとしているのか。何をしたいと思っているのかを葬儀社の社員が知らないと話が始らない。

消費者からすると、こんなの当たり前。『葬式をするため』だといわれるかも知れません。では、一体『葬式は何のためにするの?』

これが、回答です。葬儀社と消費者が葬式の打合せで話しをする内容の最初は、一体何で葬式をするのかの確認です。

この意味がわからないと、ただ単純に『葬式をするだけ』です。これでは、やる意味がないのです。やる意味がないものには、お金は掛けられません。消費者は、やる意味があって、それが実現できれば、お葬式に費用がかかってもかまわないと思うものです。

これは、経済原則ですね。価値の交換というものです。この施工を担当した社員の人は、ここら辺の理解不足なのだろうなあと感じました。

葬式代は、ある意味公式にあてはまります。次回のこの公式についてお話をします。

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